
「なにーこの宣伝用ポスターみたいな写真」
「うん、今日はちょっと”シーマンシップ”について簡単に説明したいんだけど、聞いてくれるかな?」![]()
「うーん少しならいいけどぉ・・・」
「・・・あんまり気乗りがしないみたいだけど、早速、始めるね・・・」![]()

英単語での「seamanship」の意味は「操船術」です
精神論は含まれないとの意見もありますが
ここでは、「船乗り」が「そうあるべき姿」(精神論)を含む「シーマンシップ」の説明をしていきたいと思います
「シーマンシップ」とは
1 船乗りとしての技能
航海をするために必要な基本的技能(運用術や航海術など)
2 船乗りとしての資質・心がけ
慣海性、海上生活の順応性、心構え、精神的及び身体的の適応性などといった人格的なもの
この2つの意味が含まれています
では、なぜ、「シーマンシップ」は必要なのでしょうか
それは、「船乗り」が活動する場所が
1 海上であること
・不確定要素が多い
・外的条件が厳しい(厳しい風雨、波浪、複雑な海潮流、大きな寒暖差、船体動揺)
・制約された環境下(海上にでれば限られた環境”船内、乗組員、物資”)にあるなかで
耐えられる強靭な精神力、体力、チームワークが求められる
・事故の危険性が高い
・互いに協力、支援を必要とする
また、海上には
2 国際性がある
・国家の代表となりえる
(外国へ行った場合、一人一人が国家の代表といった性格をもっており、
その船の、そのクルーの態度、動作がふさわしいものでなければならない)
・外国とのかかわりが多い(広い視野を持ち、各国の習慣等にも精通してなければならない)
これらの特殊な環境下において、それに対応すべく技能や資質が問われてくるわけです
「ねぇねぇ、シーマンシップのシップっておふねのことー?」
「そういう質問できたか・・・![]()
shipというのは名詞を作る語尾で、船のship とは偶然に音が同じなだけなんだよ
日本語に的確に表す言葉はないけど、「在り方」のように考えればいいかな
たとえば
friendship は friend であること
sportsmanship は sportsmanであること、だね」
「ふぅーん。今回は地味~に勉強になる回だったね!」
「・・・地味・・・だった?次回からはもうちょっと詳しく説明するから、ちゃんとついてきてね・・・」![]()
作者:kotoba
第019話 ここるくんと内航海運 その2 コンテナ船 ← ○
タグ: ここるくん, 船乗りへの道



