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祝!卒業!六級海技士(航海)そして・・・

平成22年3月2日(火)

ここるくん財団法人 尾道海技学院にやってきました

02のどかな景色

01山道をてくてくやってきたここるくん

 

0406

03ここ財団法人 尾道海技学院

1級ボート・2級ボート・特殊小型(水上オートバイ)の免許取得、更新・再発行、

海技士関連講習等を行う学校です

(詳しくは→尾道海技学院HPにて)

 

当日は日本初の民間完結型六級海技士養成コース

第1期生の修了式が行われました

 

今まで海技士になるためには、

部員という立場(海技免除を持っていない人。持っている場合は職員。)で商船(会社の船)に乗り、

履歴(船に乗った期間。長期間を要す)を付けた後に海技試験に合格するか、

指定の要請施設(商船高専など)での座学を終了したあと、

練習船(学校の船など)で乗船履歴を付けた後、海技試験に合格し、

海技免除を取る方法しかありませんでした

 

 しかし、今回の要請コースは、民間の専門学校である

日本海洋技術専門学校での座学終了後、

日本海洋技術専門学校から委託を受けた民間の商船に乗って

乗船実習を行い、短期間で六級海技士(航海)

資格を取得できるというものです

 

さて、卒業証書、養成施設終了証明書等を授与された後、

卒業生一人ひとりが養成コースの感想を述べました

11

「ここで学んだことは人生の財産。これからも活かして頑張りたい」

「船内での暮らしは、役割分担がはっきりしていて、

 一人ひとりが責任を持つ。不安はあるが、確実に覚えていきたい」

「体調管理が難しく、さまざまな経験が必要なことを学んだ」

「がんばって、3級,2級,1級の資格をとりたい」

 

年齢も経歴もばらばらの9人が

同じ目的である「船乗り」を目指し、座学・実習を共に学びました

皆、よき先生、先輩船乗りに恵まれたようで

大変ながらも充実した4.5カ月を過ごしたようです

 

15先生方からは温かな言葉が贈られました

「船に乗って夜間の星空のきれいさに感動した。

 私は二度と見ることは出来ないが、皆は見ることができる。

 男のロマンを仕事に生かしてほしい」

「最初はどうなるかと思ったが、準備期間は何事にも必要なこと。

 1週間後にはみんな、何をすべきか身につけており安心した」

「陸上とは違う環境に、臨機応変に対応していかなければならない。

 皆、条件に違いはあるが、健康に留意してほしい」

 

そして、最後に先生が言われた言葉は

14

・スマートで

・目先がきいて

・几帳面 これぞ船乗

13←あっという間に消されてしまいましたが^^;

「”船乗り”に限らず、陸上で働く時もこのことを覚えておいてください」

 

最後はみんなで記念撮影です
12

 

10皆さま、お疲れさまでした

これからの内航海運でのご活躍を心よりお祈り申し上げます

 

 

そして・・・

急ではありますが、今回をもちまして

ここるくん7ここるくんも海運ビギナーズ、ひとまず卒業です

「いろいろとありがとうございましたぁ」

 

短い間でしたが

いろいろな経験も出来、充実した時間を過ごすことが出来ました

本当にありがとうございました

また

どこかでお会いできる日まで・・・

 

こるくん船長とここるくん

ここるくん「船長さん、後半全く出番なかったね」

こるくん船長「・・・なんでだろうね・・・」

作者:kotoba

ここるくんの冬休み 海の神様 金刀比羅宮 その5

奥社目指して、ここるくんはさらに進みます

こんぴらさん「あるけっ、あるけっ」

 

途中の白峰神社にもお参りして

こんぴらさんこんぴらさん

 

ようやく!

奥社に到着です!

こんぴらさん「ついたぁ・・・」

こんぴらさんこんぴらさん

 

このお話をご覧いただいている皆様に代わりまして

「こんぴらこるく」のここるくんが代参してまいりました

 

本年も皆様方にとりまして健やかで安らぎのある年になりますように

また、内航海運におきましても

素晴らしい発展の年となりますように

事故や災害のない、穏やかな年となりますように

 

こんぴらさん「いいながめぇー」

がんばって参拝したここるくんにも

何かいいことがあるといいね

ここるくん「うんっ、何か新しいことにチャレンジしてみたいよぅっ」

 

下山途中になにやら建物がありました

こんぴらさん「なにあれー」

こんぴらさん絵馬殿

 

 絵馬殿には、各地から祈願報賽のために奉納された無数の絵馬が掲げられています

もともとは、生きた駿馬を神に奉納したのが始まりで

後に、絵に描いた馬、つまり「絵馬」を奉げるようになりました

金刀比羅宮は航海安全祈願の信仰を集めていることから、

特に船の絵馬が多くみられます

こんぴらさんこんぴらさん

 

帰りは裏参道を通りましょう

こんぴらさん「裏参道?」

 

裏参道は階段ではないので歩きやすいのですが、なぜか人気(ひとけ)がありません

こんぴらさん「あ、やっと人がいた~」

「他にはだれもいないよ~」こんぴらさん

こんぴらさん「うわぁーん、まってよぅー」

 

最後はちょっぴり大変な目にあったここるくん

本当にお疲れさまでした

ま、ま、一杯どうぞ(^^)

こんぴらさん「いいのかな?」

作者:kotoba

ここるくんの冬休み 番外編 海の科学館

金毘羅宮からの帰り道

ここるくんが何かを見つけました

海の科学館「なにあれー」

海の科学館「海の科学館だって」

 

海の科学館ってなんだろうね

せっかくだから、行ってみようよ、ここるくん

ここるくん「うんっ、いこうっ、いこうっ」

 

海の科学館「到着~」

ここ「海の科学館 琴平海洋博物館」は

財団法人琴平海洋会館が運営しています

 

残念ながら館内の写真撮影は禁止だったため

海の科学館「このパネルだけ撮影おっけぇだよ~」

館内および屋上等の写真はまったくありません

 

また

館内の展示物等考えさせられることもたくさんありました

ぜひとも

お近くにお立ち寄りの際には

実際に来館していただき

この財団法人としての科学館(海事振興)のあり方を

考えていただきたいと思います

ここるくんの冬休み 海の神様 金刀比羅宮 その4

477段 御書院前に到着です

こんぴらさん「なにがあるのかなぁ」

こんぴらさん書院では円山応挙の襖絵などが公開されています

「とらさんの絵があるんだってぇー」こんぴらさん

kemari【参考写真:金刀比羅宮公式HPより】

そして、毎年5月5日と7月7日には書院前庭にて蹴鞠が行われます

ここるくん「わぁー、ぼくもけまり、してみたいなぁ」

 

628段目 旭社こんぴらさん

天保8年に建立された銅瓦葺の二層入母屋造の建物です

神仏分離以前の松尾寺の金堂(本尊を安置する寺院の仏殿のこと)であり、

そのあまりの豪華さに江戸時代参拝した森の石松は本堂と間違って、

ここへの参拝のみで帰ってしまったと伝えられています

ここるくん「石松さん、いつ気付いたのかなぁ」

 

さぁ、どんどん階段をのぼりますよ

こんぴらさん「うんっ、みんな頑張ってのぼってるもんねー」

こんぴらさん途中、かめさんにも励まされ

似たような階段を更に登りこんぴらさん「さっきの写真と似てるよー」

 

ようやく!

785段目 御本宮がお目見えです!

こんぴらさん「やったぁー」

海抜251メートルこんぴらさん

本宮の御祭神は、大物主神崇徳天皇です

農業・殖産・医薬・海上守護の神として古来からの御神徳を仰がれています

 

ここるくん、奥社(1368段)まで、あとちょっとだから、もう少しがんばろうね

こんぴらさん「まだ、半分ぐらいなんだね・・・」

ここるくんの冬休み 海の神様 金刀比羅宮 その3

さて神域の総門である大門をくぐると

大きな傘をさして飴を売る5軒のお店がありました

こんぴらさん「なにあれー」

この5軒は、特別に宮域での商いを許された

5人百姓と呼ばれる人たちです

「5軒ちゃんとあるよー」こんぴらさん031

 

桜馬場”と呼ばれる大門から150メートルほど続く石段の道を進み

こんぴらさん「すすめっ、すすめっ」

こんぴらさん「しあわせさん、こんぴらさん、だってぇー」

こんぴらさん431段目 桜馬場西詰銅鳥居

こんぴら狗もちゃんといます

こんぴらさん「こんぴら狗さん、はっけんー」

こんぴらさんこんぴらさん

こんぴら狗の他にも

こんぴらさん神馬(しんめ)や

こんぴらさん象やこんぴらさんカモさんもいます

また

こんぴらさん「なにあれー」

こんぴらさんこんぴらさん

大きな奉納プロペラも飾ってありました

 

そして、自由に書き込めることができる大きな絵馬も展示してありました

こんぴらさん

 

ここるくんも、ちゃんとお願いごと書いたんだよね

ここるくん「うんっ、ないこうかいうんがますますよくなりますようにー、って書いたんだー」

 

お願い事も書いたし、いろんな動物さんも見れたし、あともうちょっと頑張って登ろうね

ここるくん「あと何段ぐらいかなぁ、まだまだ僕、元気だよ~」

ここるくんの冬休み 海の神様 金刀比羅宮 その2

こんぴら狗←「こんぴら狗」の代参で

ここるくん←「こんぴらこるく」となったここるくん

さぁ

いよいよ琴平駅に到着です

こんぴらさん「がんばるぞぅー」

こんぴらさん「あるけっ」

「あるけっ」こんぴらさん

こんぴらさんこんぴらさん「表参道にとうちゃくー」

表参道に到着したここるくん

いよいよ奥社までの長い道のり1368段

こんぴらさん「1段目ぇー」

「2段目ぇー」こんぴらさん

 

―以下 省略―

 

こんぴらさん「100段目だよー」

こんぴらさんこんぴらさん「まだまだだね」

そして、100段目付近には

こんぴらさん一之坂鳥居

備前焼の狛犬こんぴらさん

こんぴらさん「狛犬」の真似をするここるくん などなど

更に階段は続きます

こんぴらさん294段目

351段目こんぴらさんこんぴらさん

 

365段目「大門」に到着です

こんぴらさん「わぁ、大きな絵馬があるよー」

「寅さんー」こんぴらさん

 

そして、参拝した日はちょうど1月10日の「初こんぴら」でした

こんぴらさん

「昔からこの日に大神さまにお祈りすれば特別霊妙な功徳が授かるといわれています」

 

新年早々いいことありそうだね、ここるくん

ここるくん「うんっ、振る舞い酒やおしるこもあるって書いてあったよー、うわーい」

ここるくんの冬休み 海の神様 金刀比羅宮 その1

讃岐のこんぴらさんの名で親しまれている

金刀比羅宮(ことひらぐう) は琴平山(象頭山)の中腹にあります

こんぴらさん 

 金刀比羅宮には

大物主神(おおものぬしのかみ=天照大御神〔あまてらすおおみかみの弟〕)を初め

多くの神様が祭られており

昔は、この付近まで瀬戸内海が入り込み良き碇泊所であったため

大物主神は、この琴平山に行宮を営まれ、表日本経営の本拠地と定めて

中国、四国、九州の統治をされたといわれています

そのため、今もなお“海の神様”として広く親しまれているのです

 

さて

江戸時代

当時、江戸を中心とした東日本の各地から

社寺への参拝の旅は大変なことであり

当人に代わって旅慣れた人が代理で参拝にいくことがありました

これを「代参」と言います

そして

その「代参」をしたのは”人”だけではなく

「こんぴら参り」と記した袋を首にかけた

飼い主の代参をすることもありました

犬は、旅人から旅人へと連れられ、街道筋の人々に世話をされ

目的地にたどりついたのです

この「こんぴら参り」の代参をした犬は

特に「こんぴら狗」と呼ばれています

 

今回ここるくんも「こんぴら狗」をつれて

金刀比羅宮・奥社まで参拝するようです

さぁ、出発ですよこんぴら狗

こんぴら狗

こんぴら狗

どうやら「こんぴら狗」が異議を唱えているようです

 

こんぴら狗「いつも行ってて疲れちゃった。今回は代わりに行ってきてよ。おねがいしまーす」

 

ここるくん「・・・う、うん」

 

そんな感じで

ここるくんの「こんぴらさん」へのひとり旅は始まりました

こんぴら狗

 ここるくん、「こんぴらこるく」としてちゃんと”奥社”まで行けるかな?

作者:kotoba

 

第020話 シーマンシップってなんだろう その1

シーマンシップ

ここるくん「なにーこの宣伝用ポスターみたいな写真」

「うん、今日はちょっと”シーマンシップ”について簡単に説明したいんだけど、聞いてくれるかな?」こるくん船長

 

ここるくん「うーん少しならいいけどぉ・・・」

「・・・あんまり気乗りがしないみたいだけど、早速、始めるね・・・」こるくん船長

 

こるくん船長

英単語での「seamanship」の意味は「操船術」です

精神論は含まれないとの意見もありますが

ここでは、「船乗り」が「そうあるべき姿」(精神論)を含む「シーマンシップ」の説明をしていきたいと思います

 

シーマンシップ」とは

1 船乗りとしての技能

  航海をするために必要な基本的技能(運用術や航海術など)

2 船乗りとしての資質・心がけ

  慣海性、海上生活の順応性、心構え、精神的及び身体的の適応性などといった人格的なもの

この2つの意味が含まれています

 

 では、なぜ、「シーマンシップ」は必要なのでしょうか

それは、「船乗り」が活動する場所が

1 海上であること

・不確定要素が多い

・外的条件が厳しい(厳しい風雨、波浪、複雑な海潮流、大きな寒暖差、船体動揺)

・制約された環境下(海上にでれば限られた環境”船内、乗組員、物資”)にあるなかで

 耐えられる強靭な精神力、体力、チームワークが求められる

・事故の危険性が高い

・互いに協力、支援を必要とする

また、海上には

2 国際性がある

・国家の代表となりえる

(外国へ行った場合、一人一人が国家の代表といった性格をもっており、

その船の、そのクルーの態度、動作がふさわしいものでなければならない)

・外国とのかかわりが多い(広い視野を持ち、各国の習慣等にも精通してなければならない)

 

これらの特殊な環境下において、それに対応すべく技能や資質が問われてくるわけです

 

ここるくん「ねぇねぇ、シーマンシップのシップっておふねのことー?」

「そういう質問できたか・・・こるくん船長

 shipというのは名詞を作る語尾で、船のship とは偶然に音が同じなだけなんだよ

日本語に的確に表す言葉はないけど、「在り方」のように考えればいいかな

たとえば

friendship は friend であること

sportsmanship は sportsmanであること、だね」

 

ここるくん「ふぅーん。今回は地味~に勉強になる回だったね!」

「・・・地味・・・だった?次回からはもうちょっと詳しく説明するから、ちゃんとついてきてね・・・」こるくん船長

作者:kotoba

第019話 ここるくんと内航海運 その2 コンテナ船  ← ○

第019話 ここるくんと内航海運 その2 コンテナ船

寺田船長のお話(「ここるくんの初めての取材その1~4」参照)を聞いて

すっかりファンになったここるくん

ここるくん「お船の仕事ってかっこいいなぁ・・・」

 

そこへまた、こるくん船長がやってきました

こるくん船長とここるくん「やぁ、ここるくん」「あ、船長さんー」

 

ここるくん「あのねっ、あのねっ、寺田船長ってすっごくかっこよかったよー」

「うん、そうだね。ああいう船で働く立派な若者が増えると、内航海運も安心なんだけどね」こるくん船長

ここるくん「あ、そうだー。寺田船長に聞いてよく分かったけど、ついでだから船長さんからもコンテナ船の話聞こうかなぁ」

「・・・ついでに聞いてくれてありがとう。重複するかもしれないけど、いろいろお話するね」こるくん船長

 

 

コンテナ船

コンテナ船

・総トン数:  499G/T
・載貨重量トン: 1,350D/W
・LBD: 76.95×13.00×6.62m
・積載物量: 20ftコンテナ80個積み
・最高速度: 13.00 kn

こるくん船長「コンテナ船というのはコンテナとよばれる金属製の箱に、食料品や日用品など

生活に必要なものを入れて運ぶのことだよ。貨物の大きさや形がそろうから運びやすいんだ。

海外から運ばれてきたコンテナは内航船へ積みかえられ、全国の港へ輸送されるんだよ。

このことを、フィダーサービスというよ」

「ふぃだぁさぁびすぅ?」ここるくん

こるくん船長フィダーサービス(feeder service)。

外国の港から日本の港へ、日本の港から外国の港へ、船で貨物を運ぶことを外航(がいこう)海運というんだけど、

外航海運で使われる外航船は、日本のおもな港にしかやってこないため、

外航船にのせられた貨物は内航船に積みかえられて、全国各地の港に運ばれるんだ。

反対に、輸出品(ゆしゅつひん)など外航船にのせるための貨物も、内航船によって全国各地の港から運ばれてくるんだよ。

このように、おもな港と全国各地の港をつなぐ輸送(ゆそう)のことを、フィダーサービスというんだよ」

「ふぅん」ここるくん

こるくん船長コンテナは、世界共通サイズの金属の箱なんだよ。

形がバラバラの貨物をコンテナの中に入れて運ぶことによって、

積み降ろしの時間を短縮できる利点があるんだ。コンテナは、船の中でこんな風にならべられているよ」

コンテナ内部

ここるくん「あ、この前見せてもらったけど、

コンテナって上に見えてるだけじゃなくて、中にも層になって入ってるんだよね!」

「そうだね、そういったことも、ほとんどの人は知らないからね。見学できて、本当によかったね」こるくん船長

ここるくん「うんっ。ほかにもいろいろなお船みたいし、お話も聞きたいよぅ」

 

参考及び写真転載:内航海運キッズページ ふれんどシップ(日本内航海運組合総連合会)

作者 : kotoba

第018話 ここるくんの初めての取材 その4 特別編  ← ○ → 第020話 シーマンシップって何だろう

 

第018話 ここるくんの初めての取材 その4 特別編

今回は

特別編といたしまして、ここるくんと取材に同席した

作者kotobaが感じたことを書いていきたいと思います >>この記事の続きを読む